はぎわらの趣味のブログ

ガジェット、パソコン、オーディオ、文房具などを一日2~3くらい記事を投稿しています。

〈Panasonic DVD-RV20〉外装のクリーニングとメンテナンス方法をご紹介


おはようございます。はぎわらです。

今回は以前ご紹介したPanasonicのDVD-RV20のメンテナンス、外装のクリーニングをします。

その前にジャンクのDVDプレーヤーの壊れる理由と直し方をご説明いたします。

 

〈case1〉レンズが経年劣化で弱くなる・寿命を迎える・汚れる

主なジャンク理由:再生しない・音飛び・最後のほうが再生できない・ノイズが乗る・・など

CD・DVD・Blu-rayどれにもピックアップレンズは搭載されています。

単に赤のレーザーか青のレーザーかの違いです。

ここで「汚れる」の意味がわからない方がいらっしゃるのではないかと思います。

なんで手で触ったりしないのに汚れるのか、それはずばり「ほこり」です。

密閉されたプレーヤーでもトレイ開閉時にほこりがが入ります。スリットの入ったプレーヤーならなおさらほこりが入ります。

それがレンズの上に蓄積し読み込みができなくなるのです。

「弱くなる」というのは経年劣化でレーザーの出力が弱ってしまうことです。

この場合は抵抗を調整しても治らない場合があります。以前のcd-p1850のように。

その場合は互換品を探すかニコイチするしかありません。

「半固定抵抗がゆるむ」はレーザーの出力を調整する抵抗が強くなりすぎたり弱くなりすぎたりすることです。

強すぎても読み取りません。レンズには強さが定められています。その強さまで特殊な機械を使って測定する必要があります。

僕は持っていないので読み込むまで地道に調整します。

 

〈case2〉内部部品が壊れる

ジャンク理由:電源が入らない・すぐに電源が落ちる・トレイが勝手に出入りする・ボタンが聞かない・違うボタンの機能がはたらく・・など

どのケースでも部品が壊れている可能性は大いにあります。

例えば電解コンデンサは年々劣化します。

劣化すると膨張したり内部の液体が出たりします。

内部の液体が出てしまうと基板上のパターンを壊しかねないです。

さらにヒューズなどが搭載されていると切れる可能性もありますが、重要なのは「なんで切れるか」です。

単に経年劣化で切れるならいいのですが、内部の部品になにか起きた可能性もあります。

ショート、部品の故障が起きている可能性があります。

トレイが勝手に出入りするに関しては開閉検知スイッチの故障があげられます。

CDプレーヤーには開閉検知のためのスイッチがあり、これが導通することで開閉を検知します。

僕が見た中ではタクトスイッチ、いたむき出しのスイッチです。

そのパターンにクラックが起きたり(はんだのクラックはなんでもあり得る)接点がだめになると開閉検知ができなくなり開いたり閉じたり勝手に開閉したりします。

ボタンが効かないは単に接触不良の場合とボタンのパターンの劣化、物理的故障などがあげられます。

違う機能がはたらく場合は要注意です。

マイコンがどのボタンが押されたかを判別できていません。この場合は僕もお手上げです。以前だめでした。

 

〈case3〉ゴムベルトの劣化

ジャンク理由:トレイ開閉しない、読み込まないなど

実はゴムベルトはトレイ開閉に使われるだけでなくピックアップレンズユニット持ち上げにも使われることがあります。

このゴムベルトが伸びると持ち上がらなくなり読み込みができません。

トレイ開閉がゴムベルトでない機種もありますがゴムベルトの場合、伸びるとモーターの動力がうまく伝わらずトレイが開閉しないことがあります。

 

〈case4〉接点の不良、断線、クラック

ジャンク理由:ノイズが乗る・再生しない・電源が入らない・音が出ない・ヘッドホン端子から出力されない・など

接点の不良はノイズを引き起こします。

特に放置されていた、長年使われなかったものは端子が汚れ、ノイズが乗る場合があります。僕は以前ノイズに悩まされましたが、接点復活剤で治ったことがあります。

 

・・長くなりましたが僕がジャンクを見極めるときは、直せそうなものを選びます。

しかし、修理は分解を伴い、感電や事故、ケガにつながる場合がありますので自己責任でお願いします。

僕は変態なので自分でしますが、修理業者などに委託するのも一つの手です。DIYで直される際は気を付けてください。

ぶっちゃけていうと修理が楽しいのです。なのでもっと修理したいです。

それでは今回のメンテナンスに移ります。

作業内容としては、グリスの塗りなおし、クリーニング、接点復活、レンズの清掃、怪しい部品の判別です。

手順をご紹介します。

まずは電源を抜きます(重要)※感電防止のために抜いてから一週間ほど放置すると安心です。

外装のねじを外します。この個体は横に2つ、後ろに3つでした。

開けるとこんな感じになっていて、中央にメカ、左右に基盤がありますね。

今回はいろいろ作業がありますが、まずは怪しい部品を探します。

この個体はヒューズありのようです。

目視でテスターは使っていませんがおかしな部品はなかったです。

次にピックアップレンズを掃除します。

この下にあります。無水エタノールをつけた綿棒で超優しく(大事)なでるようにきれいにします。

というのもレーザーを集束させる部品を壊しかねないので慎重にします。

ピックアップレンズを動かすバーにグリスがあり、乾いていたのでふき取ってから塗りなおしました。

分かりづらいですがゴムベルトもありました。(この下)


端子はこのように汚れていました。

接点復活剤できれいにします。

作業中に驚いたのがこれまさかの日本製。

クリーニングが終わった姿がこちらです。

シールあとは濡らして消しゴムでこすりまくれば消えます。

はじめはのびて「これ大丈夫か」と思いますが信じてこすってればいつのまにか消えます。

 

・・超長い記事でしたがいかがでしたでしょうか。

こんなに長い記事は雑談でもないんじゃないかな・・最後までお付き合いいただきありがとうございました。

CDプレーヤーなどの修理方法ってネットにたくさんあるので、自分でやってみるのもおもしろいかも(自分だけかな)

でも危ないので自己責任で、とにかく気を付けてくださいね。

読んでいただきありがとうございました。